今週も先週に引き続き、眼のお話です♪
※前週の快適のタネはコチラからお読みいただけます♪

先週は、現代人が陥りがちな
「眼の筋肉がバランスを崩してしまうこと」
「それによる身体の不調」の関係についてご説明しました。

今週は、眼の動きが【心に及ぼす影響】について
お話ししましょう(´▽`*)/

皆様は普段、
自分の眼がどんな動きをしているか気にしていますか?

おそらく多くの方が無意識に眼を動かしていると思いますが、
実は、眼の動きは心の動きと大きく関係しているんです!

自分ではわかりづらくても、
他人の眼の動き、あるいは 漫画で描かれる眼の表現を思い出せば、
眼の動きと心の動きが関係していることはわかりやすいと思います(*´▽`*)

例えば、精神的に落ち着かない時は、
眼は遠くの方をきょろきょろと見回しています。

反対に、集中している時には、
眼は近くのものをじっと見つめている状態です。

このように、普段は心の動きから眼の動きがコントロールされます。

この関係を利用すると、 ある程度、
意識的に心をコントロールすることができます♪

つまり、
眼を意識的に動かすことで、
自分が望む精神状態を作り出す

ということです(`・ω・´)b


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プロスポーツ選手も活用している眼と心の動き
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眼の動きによって心をコントロールするというのは、
スポーツ界ではよく見られることです。

たとえば、テニスの世界大会。

選手は暗い廊下を通りぬけて、まぶしいコートに立ちます。
しかも、その瞬間、大勢の観客から 歓声を浴びるのです!

急に視界がひらけて、多くの声が浴びせられるので、
当然、眼は遠くを見渡し、視線はあちこちに移動します。
そうすると、自然と気持ちが落ち着かなくなってくるのです(´へ`;)

こんな時、コーチは選手の眼の前にすっと指を立て、
じっと視線を集中させます


すると、選手の精神状態が落ち着いてきて、
試合に集中できるようになります。


一方、集中し過ぎることによる弊害
スポーツには存在します。


あるプロゴルファーはもともと眼が悪く、
パットを打つ時にカップをしっかり見ようとして
じっとカップに視線を集中していました。

しかしなかなかパットは入らず、
「もっとカップがハッキリ見えるように」と、
コンタクトレンズの度を強いものに変えていったのですが、
やはり成績は上がりません(´ヘ`;)

そこである日、
「カップはぼんやりと見える程度で良い」
という助言を受けて、コンタクトレンズの度を弱め、
カップに視線を集中し過ぎないようにしてみました。

すると、そこからみるみる成績が上がっていったのです!

視線が一点に集中し過ぎると、
肩や腕に力が入り過ぎ、身体がうまく動きにくくなります。


そのプロゴルファーは カップをハッキリと見ようとするあまり、
視線だけではなく身体も固まってしまっていたのです(*´▽`*)


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不安やイライラを、視線でコントロール
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このように、プロスポーツ選手が行っている
眼の動きによる心のコントロールは、日常生活にも応用できます。

次のような場面で、 視線を意識してみましょう(´▽`*)/

◆ 気持ちが落ち着かない時は…
大勢の前でスピーチをする時を 考えていただくとわかりやすいのですが、
つい、あちこちに視線が移ってしまいます。
そうすると、余計に気持ちが落ち着かなくなり、悪循環に陥ってしまいます。

一旦、手元にあるものに視線を集中させましょう
手帳でも、ペンでも何でも良いです。
細かい傷や汚れが見えるくらいに、 じっとそれを見つめます。
そして、ゆっくりと深呼吸をしましょう。
また、それでも落ち着かない時には、 眼の前に指を立てて寄り目をして
みましょう。 ふっと、冷静な自分に戻れます(*´▽`*)


◆ イライラがおさまらない時は…
イライラする時、あるいは何かショックを受けた時は、
気持ちが1つのことに集中し過ぎてしまいます。
手元にあるものに視線が集中し、 そこに感情の矛先が向いて
当たり散らしてしまうことも。

そんな時は、背筋を伸ばして遠くを見ましょう
また、空中をぼんやりと見つめてどこにも焦点が合わないようにするのも
良い方法です。 そうすると、だんだんと 感情に対する集中力がなくなってきます。

ぼーっと視線を泳がせ、 自分自身を客観的に捉えることができれば、
もうイライラもショックもおさまっています(*´▽`*)


「眼は口ほどにものを言う」 という言葉もありますが、
実は眼は気持ちを表すだけではなく、
気持ちをコントロールすることもできるのです(´▽`*)/

上手に視線をコントロールして、 快適な日々を過ごしましょう!