花火大会、海、お祭り…
夏は出会いの場となるイベントがたくさんあります。

「恋をするとキレイになる」とはよく言いますが、
実は、恋をすると健康にもなるんです(´▽`*)/


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ホルモンが身体と心を変える
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人は感情や行動によって様々なホルモンが出て、
それが身体や心に影響を及ぼします。

最近、ホルモンの一種として新たに注目されているのが
「オキシトシン」という物質です。

オキシトシンは「愛情物質」とも呼ばれることがあるくらい、
人間の恋愛感情や愛情行動と関係があるものなんです。


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「愛情物質」オキシトシンとは
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オキシトシンには、
ストレスを解消させたり、幸せを感じさせたりする作用があります。

「幸せを感じさせる作用」と言っても ピンとこないかもしれませんが、
これはつまり、 私達が普段「幸せだなあ」と感じている時は
オキシトシンが出ている状態
であるということです。

その他に、身体にとっての具体的な作用として、
免疫力を高めて炎症を抑えたり、
血管を広げて血圧を下げたりする働きがあります。

こうしたことから、日頃イライラしていたり、
落ち込んでいたりする人が体調を崩しがちであることは、
オキシトシンが不足していることが原因とも考えられます。


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ハグをすると健康になる!?
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さて、はじめにオキシトシンは 「愛情物質」であると説明した通り、
オキシトシンの放出には
恋愛感情や愛情行動が大きく関わっています。


ある研究結果によると、
ハグをする回数が多いカップルほど
血中のオキシトシンの量が多く血圧が低い

傾向があったそうです。

また、他の調査では、 夫婦150組を対象に
「結婚生活に関する会話の内容」から、
「仲の良い夫婦」と「仲の悪い夫婦」に分類してみたところ、

仲の悪い夫婦はオキシトシンの量が少なく、
動脈硬化の傾向が顕著に見られました。


このように、愛情を感じられることによって
オキシトシンは増加し、身体の健康にもつながります。

パートナーがいらっしゃる方は、
・特別なお店にお食事に誘ってみたり…
・二人っきりの時間をつくってみたり…
出会った頃の新鮮な気持ちを思い出して
健康になりましょう
(´▽`*)/


「じゃあ、独り身の私はどうしたらいいの…?」
「パートナーがいないと、健康になれないの?」

そう思われる方もいらっしゃると思います。

まずは良いパートナーを探していただくことがオススメですが、
こればかりは「ご縁」によるものでもあるので、
どうにかしようと思ってどうにかなるものでもありません。

実は、オキシトシンが増加するための
愛情の対象は人間でなくても良いのです!


心臓病で入院をしたことがある人の余命を調べた調査では、
退院1年後、ペットを飼っている人のほうが
飼っていない人よりも元気でいることが多いという結果が出ています。

実際に、飼い犬と遊ぶ前後のオキシトシン濃度を調べると、
飼い犬と遊ぶことによって血中のオキシトシンが増加することもわかっています。

また、植物の世話をすることによっても健康状態は改善するのです。

植木の世話をする老人ホームのグループは、
何もしない老人ホームのグループと比べると、
長生きをする人が多いという研究結果があります。

なかなか良いパートナーに巡り会えない方は、
まずはペットや植物に愛情を注ぎましょう!

人間は本来、集団生活をする生き物です。
愛情を持った行動によって 心や身体が良い変化をすることで、
集団生活がうまくいくようになっていると考えられます。

こうした人の身体の仕組みをうまく活かして、
愛情の力で日々を快適に過ごしましょう(´▽`*)/