思わずぶつけてしまい、とても痛い思いをしてしまうところ
ってありますよね?
例えば、足の小指や向こうずねなど、痛いところに限って、
思わぬところにぶつかり、痛みにのたうち回ったという経験が
誰しもあるのではないでしょうか。
普段は我慢強い人でも、
この痛みにはなかなか耐えられないのではないでしょうか。
実はこの時、2種類の痛みがあることには気づいているでしょうか?
そこまで冷静に考えられないかもしれませんが・・・
ぶつけた瞬間の、焼けるような鋭い痛みと、
その後も続く、じんじんとする鈍い痛みの2種類が、
身体を痛めた時などには発生します。
よく思い出すと、そのような気もしてくるように感じますでしょうか?
これは、それぞれの痛みが異なる神経を走るためで、
それらの速度には10倍もの差があると言われています。
最初の鋭い痛みを止めることは難しいのですが、
後に続く鈍い痛みは、和らげることができます。
そのために重要なのは、「手を当てる」ことです!
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「手を当てる」だけで痛みが和らぐ!?
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怪我の処置などをすることを「手当て」といいますが、
読んで字のごとく、手を当てることこそが、
痛みを和らげるためには大切なんです。
先ほど説明をしたように、
じんじんとする鈍い痛みは比較的ゆっくりと伝達されます。
この時、情報を受け取る神経細胞があるのですが、
手を当てることによる摩擦や圧迫の情報が先に伝わっていると、
神経細胞はそちらの処理で手一杯になってしまいます。
そうして、痛みの情報を受け取りづらくなり、痛みが和らぐのです。
子供が転んだ時などに、お父さん・お母さんが
「痛いの痛いの飛んでけー」と言って
ぶつけたところをさすってあげることは、気休めではなく、
本当に効果のある痛み予防なのです。
無意識にやっていることも多いとは思いますが、
「手当て」は意味があることなので、どんどん活用してくださいね(^O^)/
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大声で泣くと痛みが消える!?
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痛い時の反応として、手を当てる以外にイメージするものと言えば、
「大声で泣く」ということではないでしょうか。
大人になってからは泣くことは
少なくなったかもしれませんが、
痛みを感じた時、思わず大声を上げてしまうことはあるはずです。
この大声で泣く、大声を出すということにも、
ちゃんと意味があるんです!
まず、大きな声を出すことで、 脳の意識がその音に集中します。
それだけで、痛みがぐんと和らぐのです。
さらに、お腹の底から声を出した後は、
緊張していた筋肉がふっと緩みます。
この時に、痛みも一緒に楽になるのです。
痛い時に大声が出てしまうのは合理的な身体の反応なので、
恥ずかしがらずに思いっきり叫んで
痛みを和らげてくださいね。
なお、余談にはなるのですが、
痛みを感じた時に出る声は
世界中のほとんどの国で「ア」から始まるようです。
日本語では「あいたっ」「あいてっ」と言いますし、
英語では「アウチッ」と言いますね。
ちなみにフランス語では「アイー」、
中国語では「アトン」と言うようですよ。
※中国の日常会話では「アトン」の他に
「アテン」と言うこともあるらしいです。
さて、普段皆様が何気なくやっている
「手を当てること」や「大声を出すこと」が
身体のメカニズムとして
正しい反応であることが
おわかりいただけたかと思います。
当たり前のこととしてやっていても、身体に良いということがわかると、
さらに効果が増すはずです!
どこかを痛めた時には、「手当て」の力で
快適な日々をお過ごしください(´▽`*)/