「じゃあ、その癖を治せばいいんだ!」 と思っても、
自分がどういう癖を持っているのかはなかなかわかりませんよね。
整体に行くなどして専門的に診てもらえばわかるかもしれませんが、
「そこまでするのはちょっと・・・」
という方が多いのではないかと思います。
そこで今回は、
「これさえ意識すれば勝手に身体の癖が治る」 という、簡単なコツをご紹介します!
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『スキマの意識』で身体が楽になる!?
======================================= その簡単なコツとは、
「身体と物の間にスキマをつくる意識をすること」です。
例えば、
イスに座っている時はお尻とイスの間に、
バッグを持っている時は手の平と持ち手の間に、
ペンや鉛筆を持っている時は指先とペンの間に、
0.1ミリ程度のスキマをつくるように意識をするのです。
お尻とイスの間にスキマをつくると言っても、
実際に腰を浮かすわけではありません。
そうすると「空気イス」状態となってしまい、かえって身体が辛くなります。
イメージとしては、
「下敷きやハンカチをはさもうとする」 ような感覚です。
身体を離したり浮かせたりはしませんが、
限りなく力や体重がかからないようにします。
感覚をつかめるまでに時間がかかるかもしれませんが、
一度やり方がわかると、スッと余計な力が抜け、
身体の癖がとれて、良い姿勢になるはずです。
では、なぜ「スキマの意識」によって
このような身体の変化が起きるのでしょうか?
実は、何かを持ったり、身体の重さを支えたりしている時、
私たちは無意識のうちに必要以上の力をかけていることが多いのです。
しかもその力が特定の箇所に集中して加わるので、
身体のバランスが崩れ、癖となり、疲れが蓄積してしまいます。
そこで「スキマの意識」を持つと、
身体がかける力が必要最低限のものとなり、崩れていたバランスが整うのです。
ここで注意していただきたいのが、
「常にスキマの意識を持つ必要はない」ということです。
これまでとは異なる「不自然」な状態となるので、
無理に続けようとすると疲れてしまいます。
ふと思い出した時に「スキマの意識」を持ち、
身体がスッと楽になる感覚を実感してください。
それを何度も繰り返すうちに、普段の動作から必要以上の力が抜けていきます。
そうなれば、もう意識をしなくても
自然と良い姿勢を保つことができるようになり、疲れがたまりづらくなるのです。
最後にもう1つ、「スキマの意識」による良い点として、
「所作が美しく見える」ことが挙げられます。
物に触れる時に、ふわっとやさしく触れるようになるので、
とてもお上品な動作に見えます。
「スキマの意識」で身体を楽にし、さらに動作も美しくして、
快適な日々をお過ごしください(´▽`*)/