写真などでふと目にして、ガッカリ!
という経験があるかもしれませんが、
後ろ姿は、
「年齢」が出やすい要素のひとつです。
姿勢の悪さで年齢が判断される、とも言われています…。
普段の生活で、正面からジロジロ見てくる人にはあまり遭遇しませんが(笑)、
背面からはいつも見られているかもしれません。
今、このコラムを読みながらなんとなく背中をシャキッとしている方は必見!
本日は、姿勢を支えている筋肉をググッと鍛える、
そんなエクササイズをご紹介いたします。
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類人猿に逆戻り?!
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さて、第88話でも紹介いたしましたが、私たちの筋肉は
『屈筋(くっきん)』と『伸筋(しんきん)』の2種類に分類され、
それぞれ主に、関節を曲げる筋肉、関節を伸ばす筋肉という役割を担っています。
直立した状態など、まっすぐな姿勢を保つための筋肉である伸筋は、
二の腕の外側や、背中からお尻などにかけて全身に存在します。
二の腕の外側や背中、お尻というと、いずれもなかなか動かす機会が少なく、
余分な「お肉」や「たるみ」が気になりやすい部分ではないでしょうか?
身体の伸筋が弱くなっていくと、
首が前に出て、
背中は丸まり、
膝が曲がる…
まさにこれは、教科書で見た類人猿と同じでは?!
そして、これらの伸筋の衰え・たるみは、
私たちの身体の健康にも影響を与えます。
まっすぐな姿勢を支える筋肉が衰えると、
肩が丸まって肩甲骨が開き、肩こりを引き起こしたり
猫背や骨盤の歪みに繋がることもあります。
極端に悪い姿勢は筋肉や骨だけでなく、
内臓に負担がかかることもあるのです。
しかし伸筋は、意識しないとなかなか鍛えるのが難しい筋肉です。
シャキッとした後ろ姿と健康な身体を維持するためにも、
類人猿スタイルは卒業!
使う機会の少ない伸筋をしっかり鍛えていきましょう!
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とにかく、床をプッシュ!
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本日紹介するのは
全身の伸筋のエクササイズ、「床プッシュ」です。
寝ながら行うエクササイズですので、
【就寝前の1分間】などにお試しくださいね。
1.
仰向けに寝て全身の力を抜きます。
首や肩、腰に力が残りやすいのでし~っかり脱力しましょう。
2.
腕の力だけで腰を浮かせるように、床を押します。
手の小指側の側面で床を押して腰を浮かせるようにします。
浮かせた状態で、3秒キープ!
※腰が浮かなければ、無理せず可能な限り強く床を押し、キープしましょう。
二の腕、背中、お尻をしっかり意識してくださいね。
3秒経ったら脱力して、また床プッシュでキープ!
これを3回繰り返します。
普段意識しない筋肉を使っていることを感じられるはずです!
このワークで伸筋を鍛えると、
たるんだお尻、二の腕、背中が引き締まっていくことに加え
まっすぐでキレイな後ろ姿を保ちやすくなっていきます。
すると、姿勢の悪さから知らずのうちに起きていた
内臓の圧迫、骨や筋肉への負担が軽減されていくことも期待できます♪
シャキッとした後ろ姿を手に入れて、見た目も身体も若返りましょう!^^