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「笑って」過ごして身体中、健康?!
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皆様は、笑う機会が多いでしょうか?
最後に笑ったのは、いつか思い出せますか?
ある研究によると、「1日に笑う回数」は、
子どもが平均300回、成人の平均は17回、
70歳以上になると、なんと平均2回だそうです!
もちろん、個人差はあると思いますが
年齢を重ねるごとに、「笑う」機会が少なくなっていく傾向があります。
しかし、「笑う」ことは、
「健康」にも大きく影響を与えるものなのです。
たとえば、私たちが笑うと、
βエンドルフィンという脳内ホルモンが分泌されます。
このホルモンには、
幸福感をアップさせ、気分を良くするはたらきがあります。
そのほかにも、大笑いしたときには
涙や鼻水が出てくることがあると思いますが、
これは、副交感神経が優位になって、
排せつや分泌が促進されている状態です。
副交感神経が優位になっていることは、
身体の緊張状態が解かれ、リラックスしていることを意味します。
また、笑うことは免疫細胞を活性化することも分かっています。
その免疫細胞の代表として挙げられるのが「ナチュラルキラー細胞」です。
インフルエンザなどの感染症にかかると、
ウイルスが細胞に侵入してその細胞を乗っ取り、
細胞分裂して自分自身を増殖させていこうとしていきます。
このとき、ナチュラルキラー細胞は、
乗っ取られた細胞を消滅させる役割をします。
そして、このナチュラルキラー細胞は、
「笑う」ことで活性化するということが分かっているのです。
このように、「笑う」ことは
細胞レベルで身体の健康に影響しているほか、
脳の血流がアップするなどの研究も明らかになっています。
「笑う」ことの身体へのメリットは実にたくさんあるのです。
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それは、「おもしろそうか」で
判断してみる!
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さて、
「今年は○○な1年にしたいなぁ。」という目標の一つに
「たくさん笑って過ごす」ことを追加してみませんか?
家族や友人との会話はもちろん、
お笑いの番組や、コメディ映画などを積極的に活用して、
ぜひ「笑う」機会をつくってみましょう。
また、何かを選択して行動するとき、
それが「おもしろいか」という観点をぜひ持ってみてください。
人が「おもしろい」「ワクワクする」と感じているときには、
「やる気」のもととなるドーパミンというホルモンが分泌されます。
もちろん、判断する内容にもよりますが
「正しいか」という判断基準で選んだ時よりも、
「おもしろいか」という判断基準で選んだときのほうが、
やる気をもって取り組むことができるのです。
ぜひ、自分だけでなく、一緒に過ごす周囲の人も巻き込んで、
「笑い」に溢れた、健やかな1年を過ごしてくださいね!