ゴールデンウイークも終わり、暦通りのお休みだった方は
通常の生活に戻られていることと思います。

お休みの期間中、
外出された方も、お家でゆっくりお休みされていた方も
様々いらっしゃるかと思いますが、
今年のゴールデンウイークは満喫されましたか?(´v`)

そんなゴールデンウイーク。
いつもよりちょっと食べ過ぎてしまい、

「なんか胃が疲れているような気がする…。」

という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今日は、食前のひと工夫で
胃の負担を減らす方法をご紹介します♪


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胃はとっても
デリケートで
腸に頼りがち?

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私たちが毎日食べている食事は、
まず口の中で細かく噛み砕かれ
唾液と混ぜ合わされて、胃へ送られます。

そして、胃に入った食べ物は胃液によって粥状になった後、
十二指腸、小腸、大腸へ段階的に消化・吸収されていき、
不要なものは排出されます。

このような消化・吸収の流れがスムーズにいけば良いのですが、
主要な消化器官の「胃」はとってもデリケートな臓器。

食べ過ぎや不規則な生活、ストレスなどの影響を受けやすいため、
一時的に胃のはたらきが弱くなり、
「胃がもたれる」「胃が痛い」
というような不調症状が出やすい臓器でもあります。

さらに、胃のはたらきが弱くなることで腸に頼りがちになってしまう一面も。

胃が疲れてしまい、はたらきが弱くなると、
「ごめんなさい、後はお任せします…><」
と、食べ物を十分に消化しない状態で腸に送り出してしまうことがあります。

というのも、
胃の次の消化器官である腸(十二指腸・小腸・大腸)
胃ほど強い消化能力はないものの
その長さを活かして、
繊維質などの分解しにくい物質を
ゆっくり消化・吸収していくことができるためです。

ただ、このような状態が続くと、腸にも負担がかかり続けるため、
まずは、
胃がしっかり消化できるような状態に
整えてあげることが重要なのです。

食べ過ぎや不規則な生活を少しずつ整えていくのが、まず第一歩です。

今回は、その次のステップで食べ物が胃に到達する時に
より良い状態にすることができるひと工夫をご紹介します。


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食前の「カ・タ・パ」がカギ!
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それは、食前に
「カ・タ・パ」エクササイズを取り入れること、それだけです。

このエクササイズをすると唾液が多く出てきます。

「唾液…?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は、胃の負担を減らすためには唾液がポイント。

唾液には消化酵素・潤滑油・殺菌作用などの役割があり、
特に「アミラーゼ」という酵素は消化を助ける役割があります。

消化・吸収の過程で自ら意識してできるのは、
この「唾液と食べ物を口の中で混ぜる」という部分だけですので、
唾液をしっかり出して、咀嚼(そしゃく)するのがとても重要です。
(他の胃や腸での消化・吸収では意識するだけでは何も変わりません。)


「カ・タ・パ」エクササイズ
はとっても簡単です。

食前
「カ、カ、カ、カ、カ!」
「タ、タ、タ、タ、タ!」
「パ、パ、パ、パ、パ!」

と5回ずつ声に出すだけ。

カ~タ~パを1セットとして食前に3セット程度行います。

声の大きさは、いつも話している程度
もしくは、少し大きめに「カ、カ、カ、カ、カ!」と言うのがベストですが、
職場などで、ちょっと恥ずかしい場合は小さな声でもOKです。

(ご自宅にいらっしゃる時は、是非、大きな声で取り入れてみてくださいね♪)


食べ過ぎや不規則な生活を整えていくのと同時に、
「カ、タ、パ」エクササイズを取り入れ、
消化を助けるための唾液をしっかり出して
胃の負担を減らしていきましょう♪(*´ω`*)