歯みがきは毎日していても、
歯茎のケアまで気を配っている方は少ないのではないでしょうか。
▼ここで歯茎をチェックしてみてください!
・赤く腫れ上がり、ぶよぶよとしている
・白っぽくなっている、または黒ずんでいる
・口臭や痛みがある
もし、このような状態になっている場合、
歯茎が弱っている可能性があります。
毎日歯みがきをしていても、歯茎が衰えると、
ゆくゆくは歯の健康にも影響を与えてしまいます。
今回はそんな歯茎の健康に関するお話です。
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■知っていますか?歯茎の役割
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まず、最も基本的なものとして
「歯と、歯を支える骨を包む」という役割があります。
また、噛んだ時に、歯や骨に必要以上の力がかからないよう
力を分散するクッションになっています。
これらによって、私たちは食べ物を
しっかり噛むことができるのです。
そして、上記の他にも重要な役割があります。
それは歯を守る防御壁であることです。
歯茎は、歯とぴったりくっつくことで
歯垢(しこう)や細菌が中に入り込んで
歯や骨を傷めないよう守っています。
逆に歯茎が弱ってしまうと、
この防御機能も弱まってしまいます。
すると歯垢や細菌が入り込んで
歯周病になるリスクが高まってしまうのです。
健康な歯茎は…
・薄いピンク色をしている。
・歯と歯の間の歯肉が三角形になっている。
・腫れがなく引き締まっている。
・歯みがきをしても出血しない。
という状態です。
歯周病はやがて歯を支える骨に影響を及ぼすため、
歯の健康を守るためにも、
歯茎のケアは重要なのです。
じゃあ、歯茎のケアってどうやってやればいいの?
そんな方のために、
健康的な歯茎を保つための方法をご紹介いたします。
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歯茎を元気にする3つのポイント
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前述のとおり、
歯垢や食べかすが残っていると
歯茎を弱める原因になるため
まずは、しっかりと歯をみがくことが基本です。
・ブラシは毛先を歯に当てる
・強い力ではなく、軽い力でみがく
・小刻みに動かす
これらを意識してみがいてくださいね。
そして、これに加えて、
以下の項目を意識して日常生活に取り入れてみてください!
■1.歯茎のマッサージ
歯をみがいた後、歯茎を元気にするマッサージをしてみましょう。
1、まずは歯をみがきます。
2、指を洗い、清潔にします。
3、歯茎全体を指の腹を使ってマッサージしていきます。
歯と歯茎の境目を くるくると円を描くように
優しくなでてください。
※柔らかいハブラシを 使用するのもOKです。
こうすることで歯茎の血流が促され
老廃物が排出しやすくなる、
栄養が行き渡りやすくなるなどの効果があります。
マッサージの際は、強い力は不要です。
爪で歯茎を傷つけないように注意してくださいね。
■2.生活習慣からのケア
直接的に歯茎へ働きかける以外に
歯茎にいい生活習慣を身につけることも大切です。
歯周病は免疫機能の低下が
要因となる場合があります。
体温が低下すると免疫機能が
十分に働かなくなってしまうので
入浴でしっかり身体を温めるようにしましょう。
また食生活では、
免疫力をアップさせてくれる
ビタミンA、C、Eなどを積極的に摂り入れてみてください。
例えば、以下のような食品を摂ると
しっかり補給することができます。
ビタミンA…
レバー、卵黄、ニンジンなど
ビタミンC…
キウイ、パプリカ、グレープフルーツなど
ビタミンE…
アーモンドなどのナッツ類、アボカドなど
■3.“口内の乾燥”に注意!
口呼吸をしていると、
口の中が乾燥して雑菌が繁殖しやすくなります。
これも歯茎に悪影響を与えるため注意が必要です。
できるだけ鼻呼吸をするように心掛けましょう。
また、マスクをしたり、こまめに水分補給をすると
乾燥防止になります。
歯茎を元気に保つことで、
歯はもちろん、口内全体の健康にも役立ちます。
歯周病を予防して
健康的な口内を保っていきましょう!