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口内炎はどうしてできる?
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口内炎とは、
唇や口の中、舌の粘膜にできる炎症の総称です。
いくつか種類がありますが、
以下が代表的な要因となります。
・免疫力の低下
・細菌やウイルス
・物理的な刺激(刺激の強い食べ物、噛み合わせなど)
・口腔内の汚れ
・ビタミン不足
これらの要因が「プラスミン」という酵素を発生させます。
プラスミンはタンパク質を分解する働きを持ちます。
人間の身体は、
傷ができたとき、止血のため一時的に傷口に血栓ができます。
傷が治ってきたときに、
その血栓を溶かしてくれるのがプラスミンです。
しかし、この酵素が増えすぎると、
炎症や痛みの元となるヒスタミンや、
プロスタグランジンなどを発生させてしまい、
炎症が起こります。
この炎症で、口内粘膜の表面が傷つき、
ただれて口内炎になるのです。
何かを食べたり飲んだりするのがつらくなる、
歯が当たって激痛が走る…など、
あるだけで嫌な口内炎は、
未然に防ぎたいものですよね。
ここで、今日からできる、
口内炎の予防法を紹介していきます!
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今日からできる!口内炎の予防法
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▼栄養と休養をしっかりとる
まずは一番の基本となりますが、
栄養バランスのとれた食事を摂ること、
そして十分な睡眠を確保しましょう。
口内炎を予防するために、特に摂取したいのが、
皮膚や粘膜の健康を維持する
ビタミンB2(豚肉、レバー、納豆など)、
免疫機能の維持に深い関わりがある
ビタミンB6(ニンニク、まぐろ、かつおなど)、
細菌への抵抗力、ストレス緩和に役立つ
ビタミンC(キウイ、パプリカ、グレープフルーツなど)、
です。
上記を参考に毎日の食事に取り入れてみてください。
▼口内環境を清潔に保つ
歯の間などに食べ残しがあると
雑菌繁殖の原因となってしまいます。
食後に歯磨きをするのが効果的ですが、
時間が無い場合は、
水ですすいだり、うがいをするだけでも効果があります。
すすぎやうがいに、
緑茶を利用するのもおすすめです!
緑茶に含まれるカテキンという成分は殺菌作用が高く、
清潔な口内環境づくりに役立ちます。
▼口内炎に良いツボ
手のひら、中指の付け根のすぐ下に
「口瘡点(こうそうてん)」というツボがあります。
このツボは、口内炎の炎症を抑え、
痛みを和らげる効果があると言われています。
1日5~6回を目安として
2~3秒かけて、ゆっくりと押しましょう。
▼刺激をさける
粘膜を刺激するものには以下のようなものがあります。
・お酒
・タバコ
・香辛料を多く摂取する
・味付けの濃い食事
・脂っこい食事
日常生活の中で全てを避けるのは難しいかと思いますが、
特に口内炎が既にある時は
なるべく意識して避けてみてください。
刺激のあるものを避けると、
口内炎予防だけでなく「生活習慣病」の予防にも繋がります。
また、噛み合わせ(入れ歯を含む)で、
頬の内側の粘膜を傷つけてしまうことも原因となります。
思い当たる場合は、
歯医者さんで確認してみましょう。
たいていの口内炎は、
1~2週間で自然と完治します。
もし、口内炎が長引く場合は、
疾病が原因となっている場合もありますので
お医者様に相談しましょう。
無いに越したことはない「口内炎」。
快適な口内環境を保って、
しっかり予防しましょう!