突然ですが、皆様は最近、
文字を「手書き」していますか?

スマートフォン、タブレット端末、
パソコンが生活に密着している昨今、

いざ文字を書くときに
「あの漢字が思い出せない…。」
なったことがあるのではないでしょうか。

もちろん、デジタルツールはとても便利ですが、
実は、文字の手書きは脳の活性化
とても良い効果があるのです。

今回はそんな
文字の「手書き」についてのお話です。

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手書きに関する実験!
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アメリカのインディアナ大学に所属する
心理学者カリン・ジェームズさんが
手書きに関するとても興味深い実験を行いました。

まだ読み書きの学習を開始していない子供を対象に
様々な文字や図形を1度だけ見せて、

それらを伏せた状態で、
見た文字や図形を
思い出しながら
特定の方法で再現してもらう、という実験です。



再現する方法は、
1.フリーハンドで書く
2.紙に書かれた点線をなぞる
3.パソコンでタイピングをする

という3つ。

それぞれ、再現が終わった後に、
もう一度最初に見せた文字や図形を見せると
1.フリーハンドで書く を行った子供たちから
活発な脳の反応が出ました。


記憶をたどりながら手書きをしたことで、
刺激として情報がしっかり残り、
脳が反応したのです。

他の大学に所属する学者も、
形式を変えた手書きに関する実験を
小学生~大学生を対象に行っており、
いずれも手書きを行った人から様々な効果が現れました。

文字の手書きをしている時、脳では、



・文字の形を思い出して再現する
・次に書く文字を考える
・余白や位置を調整する
・書く速さをコントロールする
・文章の構成を考える
・書いた文字を読み返す

…etc

と、複雑で、なおかつ様々な判断が並行して行われており、
これらが脳を活性化させていることが
前述の実験によって証明されました。

ここから、手書きが持つ
効果についてご紹介します。

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手書きがもたらす嬉しい効果!

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★記憶力がアップする

記憶には大きく
「短期記憶」と「長期記憶」の2種類があります。



何か物事を覚える時、
まずは脳の海馬(かいば)が
「短期記憶」として情報を留めます。

そして、
思い出す頻度が高いものが、
やがて大脳新皮質(だいのうしんひしつ)に移行して、
「長期記憶」となります。

前述の通り、手書きをしている時は
脳が活性化するため、
「長期記憶」に残りやすい効果があります。

★創造性がアップする
手書きは脳の
前頭葉(ぜんとうよう)を刺激します。
前頭葉は、物事を判断したり、
発想したりする時に働く部分です。



つまり、
手書きで前頭葉が活発になると
色々なアイディアが生まれやすくなるといえます。


判断力もアップするので、
物事をテキパキとこなすことができるようになり、
時間の余裕や、やる気も出て
イキイキと過ごせるようになるのです。

★リラックスできる
前頭葉を刺激すると
創造性が高まるだけではなく、
リラックス効果が生まれます。

人が不安や恐怖を感じる時、
脳の扁桃体(へんとうたい)が興奮状態になります。

手書きによって前頭葉が活性化すると
この興奮状態を
鎮めることができるのです。

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健康にも効果が

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脳が刺激を受けて活性化すると、
脳の認知能力にも良い影響を与え、
認知症予防につながります。

特に日記などを付けるようにすると、
「記憶をたどりながら文章を書く」
ということを習慣化できるので、
日常的な脳の活性化が期待できます。

手書き離れが進む今こそ、
今一度、手書きの良さを再認識して
脳がイキイキした毎日を過ごしましょう!