何もしていなくても汗が出る…。
そんな暑い日が続いていますね。

汗は人間にとって、 体温調節をするための重要なもの。
ただ、汗をかいて、そのままにしておくと
「あせも」ができることがあります。

新陳代謝が活発で汗腺の発達が未熟な
赤ちゃんや子供ができやすいものですが、
近年では大人もあせもに悩む人が増えています。

今回は、そんなあせもについてのお話です。

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そもそも、あせもって何?
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あせもは、学術的には「汗疹(かんしん)」といいます。

汗や汚れなどが、 汗腺を塞いだり
汗腺の近くの組織に漏れ出すことで
炎症を起こす皮膚の病気です。

気象庁の調べによると現在、温暖化等の影響から
日本の平均気温は、
100年あたり1.19℃のペースで上昇しています。


さらに、1990年代以降は
1シーズンの間に猛暑日が頻出するようになっています。

つまり、過去に比べて、
どんどん汗をかきやすい環境になっていると言えます。



そんな環境に加えて、
仕事中は汗をこまめにケアできない
などの条件が重なり 、
子供だけでなく大人でもあせもの発症数が増えているのです。

また、あせもが悪化すると、
「とびひ」という感染症に繋がる場合があります。

とびひ=染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん) といい、
細菌が皮膚に感染して水ぶくれや炎症を引き起こすものです。

火事の飛び火のように、
素早く感染範囲が広がることから名づけられました。

とびひも子供がかかるイメージがありますが、
大人も例外ではありません。

しかも大人の場合は、
発熱や喉の痛みなど
全身症状が重症化しやすい傾向にあるため、注意が必要です。


汗をかくことは体温調整以外にも
基礎代謝が上がるなどの効果もあり、
健康的な身体に必要不可欠ですが、
あせもによる肌トラブルは避けたいものですよね。

ここから、あせもの予防や対処の方法をご紹介します。

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始めよう!あせも対策
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◎かいた汗を放置しない!
まず、最も大切な基本として
かいた汗を放置しないようにしましょう。



スポーツ時はもちろんのこと、
ハンドタオルやハンカチを常備して
こまめに汗を拭きとるよう意識してください。

また、この時期は特に汗で失った水分をしっかり補給して、
熱中症や脱水症状を防ぐことも重要です。


◎服装に気をつけよう!
通気性の悪い服を着ていると、
汗が蒸発せず、肌で菌が繁殖しやすくなります。



化学繊維は通気性が低いものも多いので、
コットンやリネン素材の服を選ぶのがおすすめです。
また、こまめに着替えることを意識してみましょう。

◎免疫力を下げない!
夏は気候の影響もあり、食生活が偏りがちです。
不摂生になると、免疫力が低下して、
肌もダメージを受けやすくなります。


食欲が増進する食材などを活用しながら、
正常な身体機能を保ちましょう。
以下も参考にしてくださいね。
薬味を活用!(快適のタネ 第2
22話)

もし、あせもができてしまったら、
患部を清潔に保ちましょう。
無理に洗うと肌を傷つけてしまうため、やさしく洗ってください。
また、汗をかいたら、こまめに拭き取ってください。

かゆみがある場合は、
冷やしたタオルなどで患部を冷やすのがおすすめです。
入浴時はお湯の温度をいつもより低く設定するとよいでしょう。

あせもの状態が落ち着かない場合は
とびひの疑いも考えられるため、お医者様へ相談してください。

夏の肌トラブルを防いで、
快適な毎日を過ごしていきましょう!