【251話】●●で美味しく健康維持! by 北の快適工房 みなさんは「出汁(だし)」を 使った料理はしていますか? 和食の美味しさを引き出すものとして 知られる出汁ですが、 実は美味しいだけではなく 健康にもとても良いものなんです! 今回は、健康にもおすすめな 出汁についてお話しします。 ============================== 種類と健康効果 ============================== 出汁とは、食材が持つ 旨味成分を水に溶かし出した 煮出汁(にだしじる)のこと。 和食の旨味を引き出す なくてはならない調味料です。 もちろん、和食以外の料理にも合う 万能調味料でもあります。 では一般的な出汁の種類と 健康効果について簡単にご紹介します。 ■昆布出汁 使用する昆布によって さまざまな風味を楽しめる昆布出汁。 昆布の粘り成分である アルギン酸やフコイダンには、 糖や脂肪の吸収を抑え、 コレステロール値の上昇を緩やかにする 作用があります。 コレステロール値が気になる方には ピッタリな食材です。 また、ミネラルやカルシウムも豊富で、 不足しがちな栄養素を 効率よく摂取できます。 ■かつお出汁 江戸時代にはすでに活用されていた と言われる日本古来の調味料。 原料となるかつお節には、 タンパク質やビタミン、 そして体内で生成できない 必須アミノ酸を含んでいるため、 疲労の回復、代謝の向上が 期待できます。 代謝が良くなると 脂肪が燃焼しやすい身体づくりにも 役立ちますよ! ============================== 出汁の上手な活用方法 ============================== 健康に役立つ出汁ですが、 その健康成分をしっかり引き出すため、 調理をする際の注意点やコツがあります! ■昆布出汁は、温度に注意 昆布には、旨味成分であり、 アミノ酸の一種である グルタミン酸が含まれています。 グルタミン酸は熱に弱いため、 出汁をとる際は 水の状態から昆布を入れてください。 また、 粘り成分のフコイダンやアルギン酸は 煮すぎると溶けだして風味を損ねるため 沸騰直前に昆布を取り出すことが 大切です。 ■かつお出汁は合わせ出汁で 相乗効果アップ かつお出汁の 旨味成分であるイノシン酸は、 別の旨味成分であるグルタミン酸と 組み合わせることで 相乗効果を発揮します。 また、旨味成分は食欲の増進や、 唾液の分泌を促しドライマウスにも 効果的とされていますので、 昆布との合わせ出汁にすると よりおすすめです。 いかがでしたか? 普段は手軽に使える 粉末や顆粒タイプの出汁を使っている方も 多いかと思いますが、 市販のものは塩分が多く入っているものも 少なくありません。 手作りの出汁は塩分が控えめで 減塩したい方には特におすすめです。 出汁から作るのは面倒と感じている方も この機会に一度試してみてくださいね。 カテゴリなしの他の記事 < 前の記事次の記事 >