冒頭でも海についてお話ししましたが
各地の海水浴場でも続々と
海開きがはじまっていますね。

海といえば日焼けなどの
紫外線が気になるところですが、
ほかにも気を付けたいのが
クラゲの存在です。

今回はそんなクラゲについてお話しします。
==============================
全国に生息するクラゲ
==============================
クラゲはお盆明けの8月中旬ごろから
発生するイメージがあるかと思いますが、
実は季節に関係なく
1年中海に生息しています。

プランクトンの仲間であるクラゲは、
夏に大きく成長して
個体数が増える種類がいることから
人が海に行く機会が増えるこの季節に
見かけやすくなります。

また、暖かい海域だけではなく
北海道を含めた全国に生息しています。

■危険なクラゲ
毎年海水浴場で確認されているクラゲには、
さまざまな種類がいます。
こちらでは主に遭遇する可能性の高い
クラゲをご紹介します。

・ミズクラゲ
一般的にもよく遭遇するのがミズクラゲ。
毒性は弱いですが、
肌の弱い人や子供などは
かゆみを引き起こす場合があります。


・アンドンクラゲ
名前のとおり傘の部分が
行灯=箱型になっているのが特徴。

死に至るような毒はありませんが、
刺されたときに激しい痛みを伴います。
傘が透明で3cm程度の大きさのため
見つけにくいクラゲです。

・ハブクラゲ
刺されると激痛が走るほかにも、
触手が接触した部分は
ミミズ腫れや水疱が生じ、
最悪死に至るほどの毒を持っています。

傘は10cm程度ですが、
アンドンクラゲ同様透明で見えにくいため
発見しづらいクラゲです。
沖縄などの暖かい海に生息しています。

・カツオノエボシ
主に暖かい海域に生息し、
強い毒性を持っています。
浮袋のような形をしており、見た目は
透き通ったきれいな青色をしていますが、
刺されるとショック死することもあるほどの
激痛を伴います。

↑浜に打ち上げられたカツオノエボシ

■クラゲに刺されるとどうなるの?

毒を持つクラゲの触手には、
刺糸(しし)と毒液が入った
刺胞(しほう)
という
袋のような器官があります。

触手に触れると、
刺胞の中にあった刺糸が肌に刺さり
毒が体内に侵入します。

この毒によりミミズ腫れや痛みなどの
症状があらわれます。

==============================
クラゲの対策
==============================
身近な生物であっても
触れるのは避けたいクラゲ。
こちらでは
クラゲに対する対処方法をご紹介します。

■近づかない、接触しない
・ラッシュガードやウェットスーツを着用する
・サンダルなどを履く
・クラゲが多く出没する海水浴場は避ける

上記のように、まずは
クラゲがいそうなところには行かないこと、
遭遇しても触れないように
準備しておくことが大切です。

■クラゲに刺されたら……
・その場から離れる
まずはクラゲのいない場所に移動し、
状況を確認しましょう。

・海水で触手を取り除く
触手を取り除く際は、
真水ではなく海水を使うこと、
素手で触らないことがポイントです。

真水で洗うと、残った触手が刺激され
刺胞から毒が出てしまい
身体にまわってしまうことがあります。

また、慌てて素手で取り除こうとすると、
さらに刺されてしまう可能性が
ありますので、
ゴム手袋やピンセットなどを
使うようにしましょう。

刺された部分を擦ってしまう
クラゲの刺胞が残っていた場合、
触手を刺激して
症状が悪化してしまうことがありますので
触らないように注意しましょう。

・すぐにお医者さんに行く
刺されたあとに
かゆみや痛み、腫れなどの症状が
みられる場合は
すぐに病院で診てもらうようにしましょう。

クラゲの毒の多くは
タンパク質でできており、
何度も刺されると
アナフィラキシーショックを
引き起こすこともあります。

■お酢はクラゲ全般に有効ではない
触手をはがす際に、
お酢が良いといわれることがありますが、
効果的なのは一部のクラゲのみです。
何のクラゲか判断がつかない場合は
お酢を使うことは避け、
海水を使うようにしてください。


いかがでしたか?
水族館などで見ている分には
幻想的なクラゲですが、
実際に遭遇するのは
できれば避けたい生き物です。

事前に知識があると、万が一のときに
すぐに行動することができます。

海水浴を楽しむための知識として
覚えておいてくださいね。