sushi(寿司)やtempura(天ぷら)など、
海外でも通じる日本食が
多くなりましたが、その中の一つに
「matcha(抹茶)」があります。


近年では健康に役立つと
ますます注目されている食品でも
ありますね。

今回はそんな抹茶についてお話しします。
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抹茶ってどんなもの?
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抹茶とは「緑茶」の一種であり、
もともとはウーロン茶や紅茶と同じ
「チャの木」から作られています。

チャの木から摘んだ茶葉は蒸したあと
揉まずに乾燥させることで、
抹茶のもとである
碾茶(てんちゃ)になります。

その後、石臼や微粉砕機で挽き、
粉末にしたものが抹茶になります。

ちなみに中国茶の一つに、
同じ読み方の
「甜茶(てんちゃ)
」がありますが、
こちらとは全く別の種類です。

碾茶は玉露と同じように
茶葉に日光が当たらないように
育てられます。
※覆下茶園(おおいしたちゃえん)または
 被覆栽培(ひふくさいばい)といいます。

すると茶に含まれる葉緑素が増え、
鮮やかな緑色となります。

この栽培方法によって
抹茶は渋みが抑えられ、
甘味・旨味を強く感じるのです。

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抹茶の栄養素
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抹茶は乾燥させた碾茶を
まるごと粉砕しているため、
茶葉を湯に浸して成分を抽出する
煎茶などに比べると
栄養を効率よく摂取することができます。

こちらでは抹茶の栄養について
簡単にご紹介します。

■カテキン
ポリフェノールの一種であり、
緑茶の渋み成分。
強い抗酸化作用や
殺菌・抗菌作用を持ちます。

ただ、カテキンは日光に当たることで
より生成させるため、
覆下茶園で育てられる抹茶は
露天で育てる煎茶などに比べると
カテキンの量は少なくなります。

■テアニン
お茶のうま味や甘味に関わる成分で、
リラックス効果が期待できます。

テアニンは日光を浴びることで
カテキンへと変化するため、
抹茶はカテキンが少ない反面、
テアニンを豊富に含んでいます。

■サポニン
サポニンは植物に含まれている
有機化合物の一種で、
苦味やエグみなどのもととなる成分です。

抹茶が泡立つのは
このサポニンによるもので、
抗菌・抗ウイルス作用などが
期待できます。

■葉緑素
葉緑素(クロロフィル)は、
コレステロール値を下げる効果のほか、
消臭効果もあるため
口臭予防にも役立ちます。

抹茶が濃い緑色なのは、
少ない光で光合成を行うため
抹茶には大量の葉緑素が
含まれているからです。

■カフェイン
利尿作用があり、
体内の余分な水分の排出を
促してくれるため、
むくみ予防につながります。

また、覚醒作用があるため
眠いときなどに摂取すると
脳を活性化してくれます。

若い芽に多く含まれるため、
若い芽を摘んでつくられる
抹茶や玉露には、
比較的多く含まれています。


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抹茶との食べ合わせ
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抹茶はきめ細かな粉末のため、
お菓子や料理にも混ぜることができ、
手軽に摂取することができます。

ただ食べ合わせによっては
せっかくの栄養を打ち消しあって
しまうこともあります。

■控えたい食べ合わせ
・牛乳と抹茶
よくある組み合わせですが、
この組み合わせによって抹茶が
牛乳の良質なたんぱく質を
吸収しにくくしてしまいます。

・プルーンと抹茶
プルーンの持つ鉄分の吸収を
妨げてしまうため、
鉄分補給を目的に
プルーンを食べる場合は
抹茶は控えたほうが◎。

■おすすめの食べ合わせ
・レモンと抹茶
レモンをはじめとした
柑橘系の果汁を合わせると、
抹茶のカテキンの吸収効果が
高まることが期待できます。


★抹茶の保存方法
抹茶は酸化しやすく、
変色変質が早いため、
生鮮食品の一つでもあります。

高温に弱いため、
保存する際は封をしっかり閉め、
常温ではなくできるだけ
冷蔵庫などで保存しましょう。

また、開封・開缶後は
早めに使うようにしましょう。


いかがでしたか?
抹茶は栽培から加工まで
手間暇がかかっているため、
ほかの緑茶よりも高価ですが、
魅力的な栄養が詰まっている
食品でもあります。

抹茶味のデザートなどは
身近に多くありますが、
機会があれば
ぜひ点てた(たてた)
抹茶を
飲んでみてくださいね。