冬になると風邪やインフルエンザなどの
感染症が流行り始めますね。

マスクをしたり、手洗いをするなど
気を付けている方も
多いのではないでしょうか?

この時期に流行する感染症の中でも
覚えておきたい病気に
溶連菌(ようれんきん)感染症があります。

今回はそんな溶連菌感染症ついて
お話しします。
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溶連菌感染症ってどんなもの?
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溶連菌感染症は溶連菌
(正式には溶血性連鎖球菌)
という細菌が、
のどや皮膚に感染する病気です。

この菌にはたくさんの種類がありますが、
溶連菌感染症は
A群溶血性連鎖球菌によるものを
指します。

溶連菌感染症にかかる多くは
子供ですが、
大人にも感染する病気です。

ただ、大人が発症した場合や
3歳未満の乳幼児については、
症状がはっきりしないことが多いと
されています。

■症状
・のどの痛み、発熱(咽頭炎、扁桃腺炎)
・イチゴ舌
・発疹
・手足の皮がむける


溶連菌感染症の場合、
のどの痛みと発熱が主な症状ですが、
舌が赤くなりブツブツと発疹が出る
イチゴ舌になったり、
顔やおなか、わきの下にかゆみを伴う
発疹があらわれることもあります。

また、発熱や発疹がおさまったあとに
手足の指先の皮が
むけることもあります。

冬は低温・低湿度で
空気が乾燥しているため、
細菌やウイルスが活動しやすく、
溶連菌感染症をはじめとした
感染症が広がりやすくなるのです。

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気を付けたいこと
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溶連菌感染症になったときは
風邪などと同じく体温調節をしながら、
安静にすることが第一です。

のどの痛みがあるときは、
刺激の強い食べ物は避け、
消化の良いものを選び、
脱水症にならないように
水分を十分に摂るように心がけましょう。

そのほか、溶連菌感染症について
気を付けるべき点を簡単に紹介します。

・抗生物質は飲み切る
溶連菌感染症にかかった場合、
気を付けたいのはその後の合併症。

急性腎炎、リウマチ熱などの
合併症にならないためにも、
病院で処方された抗生物質などの薬は
飲み切りましょう。

途中でやめてしまうと
溶連菌が身体に残ってしまい、
再発したり、合併症になる可能性が
高くなってしまいます。


・感染しない、させない
溶連菌は飛沫感染と接触感染によって
うつります。

看病している家族はもちろんのこと
他人にうつる可能性もありますので、
手洗いうがいのほかにも
同じタオルや
食器(箸やスプーン)の共有は
避けるのが◎です。

・一年中感染する可能性あり
冬の間に流行しやすい病気ですが、
そのほか初夏にも
流行りやすい傾向にあります。

それ以外の時期で
大流行ということは考えにくいですが、
基本的に1年をとおして
感染の可能性がある病気ですので、
時期が違うからと
安心するのは禁物です。

もし溶連菌感染症かも?
と思った場合は、
耳鼻咽喉科を受診しましょう。

早めに受診をすることで周りへの感染も
予防することができます。

症状などにもよりますが、
一般的な治療の期間は
大体5日~2週間程度です。

抗生物質を飲んでから
24時間以上経つと
感染力はなくなるため、
登校や出勤も可能となります。

ただ前述したように
溶連菌感染症の再発や
合併症の可能性はあるため、
薬については
医師の指示に従うようにしましょう。


いかがでしたか?
空気が乾燥する
今の時期はもちろんのこと、
手洗いうがいは1年をとおして
しっかりすることが大切です。

溶連菌感染症は
治療や合併症を予防する方法が
確立されていますので、
必要以上に怖がる必要はありません。

生活が乱れがちな1月ですが、
規則正しい生活を心掛けて
体調もしっかりと管理しましょう。