最近パンやクッキーにも使われている
全粒粉(ぜんりゅうふん)。
みなさんは普通の小麦粉との違いを
ご存じでしょうか?

なんとなく健康に良さそう
ということは知っていても、
違いや何が身体に良いのかまでは
知らない方も多いかもしれませんね。

今回はそんな全粒粉について
お話しします。
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全粒粉って?
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全粒粉とは、一般的なケーキやパンに
使用される胚乳(はいにゅう)だけを使った
小麦粉(薄力粉や強力粉)と違い、
小麦の表皮、胚芽(はいが)、胚乳
まとめて挽いて粉にしたものをいいます。

独特の風味や食感はあるものの、
栄養価の高い胚芽なども含まれており、
糖質などもほかの小麦粉に
比べると少なめです。


また、近年、
小麦や大麦に含まれている
グルテン(たんぱく質の一種)
を控えたい、という方が
増えてきていますが、
全粒粉は表皮なども含めて
粉にしているため、
グルテンが形成されにくく、
含まれている量は
比較的少ない傾向にあります。

なお、全粒粉に似たものとして
グラハム粉がありますが、
グラハム粉は全粒粉の一種であり、
胚乳を細かく挽き、
表皮と胚芽は粗挽きにしてから
あとで混ぜ合わせたものをいいます。

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全粒粉の持つ栄養
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小麦の粒を丸ごと使っている
全粒粉ですが、
どんな栄養があるのでしょうか?
こちらでは簡単に
全粒粉の栄養についてご紹介します。

■食物繊維
薄力粉に比べ全粒粉は食物繊維が
3倍以上も含まれています。
食物繊維は
コレステロール値を下げ、
糖質の吸収を抑えるはたらきがあります。

■ミネラル
カリウムやマグネシウム、リンといった
ミネラルが豊富で、
これらは細胞の機能維持に
必要な成分です。

■ビタミンB1
ビタミンB1は
糖質の代謝促進に必要な成分。
糖質が代謝されると、
身体のエネルギーとなり、
疲労回復につながります。

全粒粉は表皮や胚芽もあわせて
粉にしているため、
全粒粉を使ったパンやスイーツは
通常の小麦粉を使ったものに比べると、
血糖値が上がりにくい傾向にあります。


ただ、食品全体で見た場合は
それほどGI値が低いわけではないため、
ほかの食品と一緒に食べるなど
バランスを考えながら
食べるようにしましょう。
※GI値とは食後の
 血糖値の上昇度合いを示した値のこと。

胚乳以外も使用している全粒粉は
精白した小麦粉を使ったものよりも
食べ応えのある
しっかりとした食感になります。

ふんわりした食感が好みの方は、
いきなり全粒粉100%だと、
物足りなさを感じてしまうかもしれません。
小麦粉と混ぜて作られたパンから
取り入れてみたり、
全粒粉を使ったグラノーラなどから
はじめてみるのもおすすめですよ。


いかがでしたか?
現在では健康ブームにより
いろいろな食材が出てきていますが、
商品の売り文句に釣られてではなく、
しっかりと知識を持ったうえで
自分に必要なものを
選ぶことが大切です。

上手に使い分けながら
健康を維持していきましょう!