そのまま飲んだり、料理に使ったりなど、
みなさんの食卓にもよく登場する牛乳。

牛乳=子供が飲んだほうが良い、
と思っている方もいるかもしれませんが、
大人にもぜひ
飲んでほしいものなんです。

今回はそんな牛乳について
お話しします。 
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牛乳の種類
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牛乳はさまざまな栄養素が
バランス良く含まれている食品です。

身体の活動に必要不可欠な
たんぱく質、脂質、炭水化物のほかにも、
カルシウムなどのミネラル、
ビタミンなども含まれています。


■牛乳の種類
乳牛からしぼったままの
状態のものを「生乳」、
生乳を処理・加熱殺菌したものを
「牛乳」と呼びます。

また、一般的にわたしたちが
「牛乳」と呼んでいるものは、
7つに分けられます。

・牛乳
均質化処理をしたのち
加熱殺菌したもの。
(原料は生乳100%)
※均一化処理:牛乳のクリームが浮いてくるのを防ぎ、
舌触りなどを滑らかにすること


・特別牛乳
特別に許可を受けた牧場で
作られたもの。
(通常の牛乳よりも成分が濃厚)

・成分調整牛乳
一般的によく飲まれているもので、
生乳から成分(水分、乳脂肪分など)の
一部を除去し、成分濃度を調整したもの。

・低脂肪牛乳
生乳から乳脂肪分の一部を減らし、
低脂肪にしたもの。
(0.5%以上、1.5%未満)

・無脂肪牛乳
生乳から乳脂肪分量を
ほぼ減らしたもの。(0.5%未満)

・加工乳
生乳に生乳由来の
脱脂粉乳やバターなどの乳製品を
加えたもの。
(乳製品と水以外は加えない)

・乳飲料
生乳や乳成分を主原料に
乳製品以外のものも加えたもの。

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牛乳の栄養素
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こちらでは牛乳に含まれている
栄養について簡単にご紹介します。

■カルシウム
骨や歯を形成しているほとんどが
このカルシウムです。
カルシウムが多く含まれる食品の中でも
牛乳はカルシウムの吸収を助ける
乳糖やカゼインホスホペプチドが
含まれているため、
吸収率が高いのも特徴です。

■たんぱく質
牛乳には必須アミノ酸を含む
20種類のアミノ酸がバランス良く
含まれています。

アミノ酸は結合することで
さまざまな種類のたんぱく質へと変わり、
皮膚や筋肉のもとになります。

また、牛乳にはラクトフェリンという
たんぱく質が含まれており、
鉄と結び付くことで細菌の増殖を抑え、
免疫機能を高めてくれます。

■ビタミンB2、B12
ビタミンB2は、身体の成長や
美容にも関わる成分で、
エネルギー代謝や
細胞の新陳代謝を促進し、
健康な皮膚や髪、爪をつくる
はたらきがあります。

ビタミンB12は
神経のはたらきに関わる栄養素で、
身体のさまざまな代謝を
調整してくれます。

■栄養がバランス良く
 
含まれているのがポイント!
前述したように牛乳には
三大栄養素である
たんぱく質、脂質、炭水化物のほかにも、
カルシウムやビタミンなども
豊富に含まれています。

これによってそれぞれの栄養素同士が
そのはたらきを助け合い、
お互いの消化吸収を高めてくれます。


いかがでしたか?
牛乳はバランス良く
栄養素をとることができるため
健康づくりにはもってこいの食品です。

暑さがまだ続く今の時期に、
栄養補給として牛乳も
取り入れてみてくださいね!