【357話】呼吸で自律神経が整う? by 北の快適工房 呼吸は自律神経と深く関わっており、 意識して行うことで 心身を整えることに役立ちます。 今回はそんな呼吸について お話しします。 ============================== 呼吸と自律神経の関係 ============================== 呼吸は、普段意識をしなくても 自律神経がはたらくことで、 その回数が調整される 仕組みになっています。 また、あえて意識して行うことで 呼吸の回数や深さを 調整することも可能です。 前述したように 呼吸は自律神経と密接に 関係しているため、 呼吸を意識することで自律神経を ある程度コントロールすることができます。 ■自律神経はそもそもどういうもの? 自律神経は、内臓機能、血圧、 ホルモンなどのはたらきを コントロールしている神経です。 身体を活発に動かすときに はたらく交感神経と、 身体や気持ちをリラックスさせる 副交感神経があります。 この2つがバランスを取ることにより 身体の機能を調整しているのですが、 それが崩れることでいわゆる 「自律神経の乱れ」につながります。 その原因には、不規則な生活、 精神的・身体的ストレスなどがあります。 自律神経が乱れると、身体と心の両方に 不調があらわれるため、 バランスを保つことが大切です。 ============================== 自律神経を整えるための呼吸 ============================== 呼吸は身体の使い方により、 胸式呼吸と腹式呼吸の 大きく分けて2種類があります。 1つ目の「胸式呼吸」は、私たちが主に 活動中に行っている呼吸であり、 交感神経にはたらきかけます。 外肋間筋(がいろっかんきん)という 筋肉を使って行われ、 呼吸は浅く、短いのが特徴です。 胸式呼吸は 身体を覚醒状態へ導くことから、 朝起きたときに意識して行うと スッキリと目覚めることができます。 2つ目の腹式呼吸は、 副交感神経にはたらきかけます。 横隔膜を上下運動させて行うため、 呼吸のリズムが自然とゆっくりになり、 気分を落ち着かせることができます。 主にリラックスしたいときや 身体の力を抜きたいときに 適しています。 こちらではそれぞれの方法について 簡単にご紹介いたします。 ■胸式呼吸の方法 慣れないうちは左右の肋骨や わきの下あたりに手をあてて行うと 感覚がつかみやすくなります。 1.ゆっくり6秒ほどかけて 口から空気をすべて吐き出します。 2.肋骨を横と後ろにも 広げるようなイメージで、 鼻から空気を吸い込みます。 ※お腹が膨らまないように 気を付けましょう。 3.1~2を繰り返し行います。 ■腹式呼吸の方法 はじめはお腹に手を置きながら行うと 感覚をつかみやすくなります。 1. お腹がへこむように意識しながら ゆっくり6秒ほどかけて口から空気を すべて吐き出します。 2.お腹を膨らませるように 鼻から息を吸います。 肩が上がらないようにしながら、 お腹を膨らませます。 3.1~2を繰り返し行います。 慣れないうちは 呼吸が苦しく感じることもありますので、 無理をせずに行うようにしてください。 いかがでしたか? ストレスが多く、 生活も不規則になりがちな現代人は 自律神経が乱れやすくなります。 手軽に行える呼吸を意識して 心身の健康を 保つようにしていきましょう! カテゴリなしの他の記事 < 前の記事次の記事 >