さまざまな料理で活躍する卵。
食事のメニューに多く登場する
定番食材かと思いますが、
その栄養については
詳しく知らない方も
いるのではないでしょうか?

今回はそんな卵についてお話しします。
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卵の種類
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日本で一般的に「卵」と呼ばれるのは
鶏卵(=ニワトリの卵)ですが、
そのほかにも食用卵としては
ウズラ、アヒルなどの卵があります。

今回こちらでは
鶏卵についてご紹介していきます。

■卵の種類
・白玉
消費量が最も多く、
白い羽と赤いトサカが特徴の
ホワイトレグホン種
(白色レグホン種)の卵。

・赤玉
羽毛が茶色いボリスブラウン
といった種類からとれる卵。
(スーパーでも売られている
茶色い殻の卵のこと)


・薄赤玉(ピンク卵)
前述した白い羽の鶏と茶色い羽の鶏を
かけ合わせた品種からとれる卵。
(赤玉よりも殻の色が薄い)


卵の栄養は実は色の違いによって
差が出ることはありません。

栄養や価格の違いは
主にそれぞれの鶏が食べる
餌の種類や量、
産卵量の違いによります。

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卵の栄養
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こちらでは卵の栄養について
簡単にご紹介します。

■レシチン

卵黄にはリン脂質
(身体の細胞膜を作っている主な成分)
であるレシチンが豊富に含まれています。

さらにレシチンの主成分であるコリンは、
脳で記憶や学習に関わる
神経伝達物質をつくる材料にもなります。

■メチオニン
卵には
アルコールを分解するときに必要な
メチオニン(アミノ酸の一種)が
豊富に含まれることから、
肝機能を高める効果が期待できます。


そのほか、卵には
骨や血液を作るための材料となる
鉄やカルシウム、
健康な身体を維持するための
ビタミンが含まれているなど、
いろいろな健康効果が期待できる
栄養素が多く含まれています。

■食中毒に注意
生でも食べられる卵ですが、
1つ注意したいのが
サルモネラ菌による食中毒です。

日本の場合、
卵にサルモネラ菌が付着する確率は
かなり低いものですが、
暑い時期などは注意が必要です。

特に生で食べる際は、
・きれいでひび割れのない、
新鮮な卵を購入する
(食べる前にも
ひび割れがないか確認する)
・持ち帰った卵は、
すぐに冷蔵庫で保管する
・食べるときには
賞味期限の表示を
必ず確認する、
といったことが大切です。

また、サルモネラ菌は
寒さや乾燥には強い一方、
熱に弱いため、心配な場合は
加熱調理をして食べると安心です。


いかがでしたか?
卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養を
すべて含んでおり、
とてもバランスの取れた
食材といえます。

卵を上手に使って
バランスの良い食事を
心がけるようにしてくださいね。