年齢を重ねることで
身体のさまざまな部分が
変化していきますが、
「声」もそのうちの一つです。

「前より声がかすれる」
「声が低くなった」という場合は
声も徐々に老化している
サインかもしれません。

今回はそんな声の老化について
お話しします。


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声が老化する原因とは?
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声は、のどの奥にある
2枚の粘膜でできた
発声器官(=声帯)が振動し、
開いたり閉じたりすることで
出すことができます。

声が老化する原因としては、
・声帯が年齢とともに弾力を失う
・声帯を動かすための筋力が低下する
・滑舌が悪くなる
などが挙げられます。


「声が低くなったと言われる」
「声がかすれるようになった」
といったほかにも、
「高い声が出しにくくなった」
「しゃべるとすぐに疲れてしまう」
といったことに心当たりがある方は
要注意です。

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声は若返るの?予防と対策方法
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こちらでは予防と対策について
簡単にご紹介します。

■毎日意識をして声を出す
ボソボソとした声で会話をしたり、
話さない時間が多くなると
声帯や筋肉は
どんどんと衰えてしまいます。

1日に5分程度でOKですので、
しっかりと声を出すように
意識してみましょう。

ハキハキとしたあいさつをする、
というところから始めるのも◎。

■表情筋を動かす
声帯が衰えないようにするのは
もちろんですが、
滑舌が悪くなると話すことが億劫になり、
結果的に声を出す機会が
減ってしまいます。

顔の表情を豊かにすることで
口が滑らかに動き、
発音もはっきりとできるようになります。
話すときに口角を上げる、
大きく口を動かすといったことを
意識しましょう。



■刺激物の摂取はほどほどにする
タバコや強いお酒、
ヒリヒリ痛むほどの辛い食べ物などは
のどを刺激してしまいます。

健康のためにも
頻繁な摂取は控えるようにしましょう。

■寒さ・乾燥からのどを守る
寒さや乾燥はスムーズな発声の
妨げになります。

また、寒い場所や乾燥した場所では
無理に声を出すと
のどをいためることがあります。

これからの寒い季節は
水分をこまめにとり、
首元を温めてあげるようにしましょう。


なお、一般的な発声トレーニングも
若々しい声を保つためには効果的です。
(もちろん改善も期待できます。)
気になる方は調べてみてくださいね。


いかがでしたか?
声は肌や筋肉などと同じく、
ケアやトレーニングをしてあげることで
若々しさを保つことができます。

また、しっかりと発声できることは
飲み込む力にも関わりますので
誤嚥(ごえん)を防ぐ効果も期待できます。

毎日少しでもイイ表情、イイ声を
出すようにしていきましょう!