暑い時期は意識して
水分補給をする方も
多いかと思いますが、
寒くなる冬の季節も
しっかりと水分を摂っているでしょうか?

熱中症などの危険は過ぎたとはいえ、
水分補給の重要性は
冬になっても変わりません。

今回はそんな冬の水分補給について
お話しします。


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冬の水分補給の重要性
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私たちの身体は
たくさんの水分からできており、
その内の2%を失うだけでも、
のどの渇きや運動能力の低下といった
不調があらわれます。

身体の水分量は年齢とともに
徐々に減っていきますが、
乳児では体重の約80%、
60歳以降になると
約50%程度になるといわれています。

■冬は知らず知らずのうちに
 水分を失っている

冬は空気が乾燥しているため、
ウイルスや細菌に
感染するリスクが高まります。

鼻や口、全身の粘膜細胞には
異物が体内へ侵入しないように防ぐ
役割がありますが、
水分が不足していると
その機能が正常に
はたらかなくなることがわかっています。


私たちの身体は、
発汗によって水分が失われるほかにも、
皮膚や粘膜、呼吸によっても
水分を失います。

さらに、発汗などに比べると
のどの渇きを感じにくいため
知らず知らずのうちに
水分不足になりやすく、
水分補給が足りないと
冬でも脱水症状を引き起こす
可能性があります。


そのため、
のどが渇いていなくとも
水分補給をしっかりと行うことが
大切です。

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身体の水分維持のためのポイント
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こちらでは水分不足にならないための
ポイントについて簡単にご紹介します。

■水分補給はこまめに
水分は一度に大量に飲むことはせず、
1~2時間に一度は
100~200ml(コップ1杯程度)を
目安に、水分補給をしましょう。

寒い時期は
常温のお水や白湯がおすすめです。

汗をかいた際には、
汗で失われる塩分や、
水分を吸収しやすくするため
糖分を一緒に補給するのが◎です。

■室内にいるときは湿度を調整する
湿度を調整し、乾燥を防ぐことで
身体の表面から逃げていく水分を
減らすことができます。

洗濯物を室内に干したり、
加湿器を使用するなど、
室内の湿度を50~60%を目安に
維持するようにしましょう。

■体温調節をする
室内にいる場合は、
汗をかかない程度に
服装で体温を調節しましょう。


外出中などで
うまく体温調節ができない場合は、
暑いと感じたらその後に

水分補給をするようにしてください。


なお、手先の皮膚がカサカサしている、
口の中がネバつく……
といった場合は
すでに水分不足になっている
可能性があります。

その場合は早めに水分を
摂取するようにしましょう。

また、お子様や高齢の方は
体温調節がうまくできなかったり、
水分補給を忘れてしまうなど、
脱水になりやすい傾向にあります。
家族や周りの方が一緒に
気にかけるようにしてあげましょう。


いかがでしたか?
水分不足は身体のあらゆるところに
影響が出るため、
一年を通して気を付けることが必要です。

また、水分が不足すると
巡りが悪くなり
かえって冷え性の原因になります。
身体を冷やしたくない、という方も
温かい飲み物を活用しながら
積極的に水分補給をしてくださいね。