これからの
寒い冬の時期に旬を迎える小松菜。
クセがなく
食べやすい野菜の一つですが、
その栄養価も高いため
積極的に食べたい食材です。

今回はそんな小松菜について
お話しします。

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小松菜はこんな野菜
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現在は一年を通して
流通している小松菜ですが、
旬は12月から3月にかけての冬です。

代表的な冬野菜でもあるため、
冬菜(ふゆな)と呼ばれることもあります。

なお、「小松菜」という名前は、
現在の東京都江戸川区小松川地区で
盛んに栽培されていたことから
名づけられたとされています。


小松菜は日本を原産とする野菜のため、
今もその多くが
日本国内で栽培されています。
主な生産地は
東京、神奈川、埼玉、千葉などで、
ハウス栽培やトンネル栽培、
露地栽培などさまざまな方法で
一年中収穫されています。

また、葉が柔らかく、
クセがない(=食べやすい)
という特徴があるため、
近年は品種改良も進み、
「べんり菜」や「ちょうほう菜」
といった新しい野菜も
開発されています。


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小松菜の栄養素
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こちらでは小松菜の栄養素について
簡単にご紹介します。

■カルシウム
カルシウムは歯や骨を
丈夫にするはたらきがあるため、
骨粗しょう症を予防する効果が
期待できます。

また、ストレスを軽減し、
気持ちを落ち着かせる効果もあります。

■カリウム
カリウムは
過剰な塩分を排出してくれるため、
高血圧の予防になるほか、
むくみの予防や筋肉の機能を
正常に保つはたらきがあります。

■鉄
赤血球を構成する成分で、
全身の細胞に酸素を運ぶ役割があり、
貧血予防としての効果が期待できます。

また、皮膚粘膜の合成に
欠かせない栄養素であり、
肌の弾力を保つコラーゲンを
生成する材料でもあります。

■ビタミンC
ビタミンCは免疫機能に関わる栄養素で、
ストレスによるダメージから
身体を守ってくれるほか、
免疫力を高めてくれる効果が
期待できます。

小松菜を選ぶ際は、
葉が肉厚で柔らかく、
緑色が濃くて鮮やかなものが
おすすめです。

保存をする際は、
束になった小松菜を
湿らせたキッチンペーパーでくるみ、
さらに保存袋に入れて
冷蔵庫で保管しましょう。
立てた状態で置いておくとより◎です。


いかがでしたか?
小松菜は身体に必要な栄養が
ぎゅっと詰まった野菜です。
旬の時期は栄養も豊富ですので、
ほかの食材と合わせて
ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。