毎年繰り返し注意喚起を受ける食中毒。
その中でも発生件数が多いのは
カンピロバクターによる食中毒です。

おうちでの時間が増えた現在、
改めて食品の取り扱いを
見直すことが大切です。

今回はそんなカンピロバクターについて
お話しします。


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カンピロバクターの特徴
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カンピロバクター食中毒の原因は、
多くの動物が保菌している
カンピロバクター属(=微生物)です。

カンピロバクターは
いくつか種類がありますが、
カンピロバクター・ジェジュニと
カンピロバクター・コリが
その原因の多くを占めています。

発生件数は
高温多湿となる梅雨の時期から
夏場にかけて多くなる傾向にありますが、
一年を通して注意が必要です。

食中毒には、細菌性食中毒、
ウイルス性食中毒、自然毒食中毒など、
大きく分けて3つの原因があり、
カンピロバクターは
その中でも細菌性食中毒に
分類されます。

細菌性食中毒は
全体の発生件数の中でも
約3分の1を占めており、
発生件数が多い食中毒です。


■原因
主に鶏肉の生食や、
加熱不足のまま食べたことによる原因が
多くを占めています。
また、井戸水や湧水の殺菌不足によって
発生したケースもあります。

■症状
菌が体内に入ってから
平均して2~3日で発症します。
食中毒の中では
発症までの時間が比較的長く、
初期症状は
風邪と間違われることもあります。

下痢、腹痛、発熱、嘔吐などのほか、
倦怠感や頭痛、めまい、
筋肉痛などが起こる場合もあります。

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予防方法
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こちらでは予防方法について
簡単にご紹介します。

■食肉はしっかり加熱する
カンピロバクターは熱に弱い菌のため、
しっかりと加熱することで死滅します。

肉類を調理する際はよく加熱をし、
生で食べることは控えるようにしましょう。
(加熱の目安は75度で1分以上)

特に、鶏肉は
中まで火が通っていることを
きちんと確認するようにしてください。

■調理器具や容器を分ける
生肉を扱う際に、ほかの食材と
調理器具や容器を一緒にしてしまうと
その時点で菌が付着してしまいます。

特に箸やトングは
そのまま使ってしまいやすいので
注意をしましょう。

■手洗いをしっかりする
生肉を触ったあとは、ほかの場所に
菌が付着するのを防ぐため
しっかりと手洗いをしましょう。

また、犬や猫などペットが菌を
保有していることもありますので、
ペットと触れ合ったあとも
手洗いをするようにしましょう。


■調理器具や容器をしっかり洗う
手洗いをするのと同様に、
使った調理器具や容器は
しっかりと洗剤を使って洗いましょう。
洗ったあとに熱湯をかけると
より効果的です。

また、カンピロバクターは
乾燥にも弱いため、
洗ったあとにしっかりと乾かすことも
予防として有効です。


カンピロバクター食中毒は
鶏肉が原因になる場合が多いですが、
牛や豚の腸管にも同じく
カンピロバクターは存在しています。

鶏肉以外は安全、
ということではありませんので
注意するようにしましょう。

もし、食中毒のような症状が出た場合は
自己判断をせずに
病院へ行くようにしましょう。


いかがでしたか?
カンピロバクターによる食中毒は、
調理時の十分な加熱と
二次汚染の防止を徹底すれば
予防できるものです。

鶏肉は食卓に
登場することも多い食材ですので、
その都度しっかりと気を付けながら
おいしい食事を楽しみましょうね!