春の七草の一つであるカブ(すずな)は、葉から根まで余すことなく食べることができる野菜です。

しかし、健康効果についてはあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。

今回はそんなカブについてお話しします。
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カブはこんな野菜
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カブはアブラナ科の野菜で、キャベツや小松菜などの仲間です。
日本は世界的に見てもカブの栽培が盛んに行われており、品種改良も各地で行われてきたため、その土地ごとにさまざまな種類があります。


カブの旬は品種によって多少異なりますが、3~5月の春と10~11月の秋に迎えます。

また、カブは大きさによって小カブ(直径5~6cm)、中カブ(直径13cm程度)、大カブ(直径15cm以上)と分けられます。

代表的な種類としては、京都の千枚漬けにも使われる聖護院(しょうごいん)カブ、皮が赤く中身が白い飛騨紅(ひだべに)カブのほか、スーパーなどで見かける金町小カブなどがあります。

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カブの栄養素
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こちらではカブの栄養素について簡単にご紹介します。
※カブの丸い部分は厳密には胚軸と呼ばれる部分ですが、こちらのコラムではわかりやすいように、胚軸と本来の根の部分(ヒゲのような部分)をまとめて「根」と記載しております。

■ビタミンC
カブには根と葉の両方にビタミンCが含まれています。
ビタミンCは免疫機能に関わる栄養素で、ストレスによるダメージから身体を守ってくれるほか、免疫力を高めてくれる効果が期待できます。

■アミラーゼ
カブの根の部分にはアミラーゼという酵素が含まれています。アミラーゼは糖質の消化を助け、胃もたれや胸焼けを予防する効果が期待できます。

■イソチオシアネート
イソチオシアネートは、アブラナ科の野菜に多く含まれている辛味成分です。
胃液の分泌を促し、消化機能を高めてくれるため、アミラーゼとあわせて胃腸の健康を保つはたらきがあります。

■β(ベータ)-カロテン
β-カロテンは皮膚や粘膜の健康を維持するほか、体内では必要な分だけビタミンAに変わります。

ビタミンAは皮膚や目の健康を保ち、免疫機能の向上も期待できます。

■保存方法
カブは葉が傷みやすいため、すぐに食べない場合は根と葉を切り分けます。

根はキッチンペーパーで包み、葉はキッチンペーパーを湿らせた状態で包んで、それぞれ保存袋に入れて冷蔵庫で保管しましょう。

葉は3日程度、根は1週間程度が目安です。
また、それぞれカットして冷凍保存も可能です。


いかがでしたか?
カブに含まれている栄養素には胃腸のはたらきを助けてくれるものが多いため、胃の調子が悪いときはおすすめの食材です。

また、旬のカブは栄養も豊富なほか、春にとれるものは柔らかく食べやすいのが特徴ですので、ぜひ食べてみてくださいね!