幅広い料理に使えるオリーブオイル。
いろいろな油の中でも健康に良いとされる理由はどんなところなのでしょうか。

今回はそんなオリーブオイルについてお話しします。

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オリーブオイルとは
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オリーブオイルは、その名のとおりオリーブの果実から抽出された植物油で、加熱処理をせずに油を抽出するのが特徴です。

オリーブは地中海地方を原産地とする常緑樹ですが、現在では世界各国で栽培されています。


地中海沿岸地方では古くから食用のほかにも民間療法や美容にも使われ、今でも人々の生活に欠かせないものです。

■オリーブオイルの種類
オリーブオイルは製法・等級によって3つに分類されており、日本では一般的にバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルが販売されています。

・バージンオリーブオイル
化学的処理を一切行わず、果実を搾ってろ過したもの。豊かな風味が特徴です。
中でも最高品質のものはエクストラバージンオリーブオイルと呼びます。

・ピュアオリーブオイル
バージンオリーブオイルと精製オリーブオイルをブレンドしたもの。
ブレンドの比率に決まりはないため、商品ごとに香りや味わいが大きく異なります。

・精製オリーブオイル
バージンオリーブオイルの中で、そのままではクセが強かったり、酸度が高いもの(オリーブオイルは酸度が低いほど良質とされています)を精製して処理したもの。

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オリーブオイルの栄養素
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こちらではオリーブオイルの栄養素について簡単にご紹介します。


■ビタミンA
ビタミンAは皮膚や髪の健康を保ち、免疫機能の向上も期待できます。
また、視力の維持など目の健康には欠かせない成分でもあります。

■ビタミンE
ビタミンEは強い抗酸化作用を持つビタミンの一つ。
年齢を気にせず、元気に過ごすために大切な栄養素です。

■オレイン酸
オレイン酸は一価不飽和脂肪酸に分類される油で、オリーブオイルには70%以上含まれています。
血中の悪玉コレステロールを下げたり、血液をサラサラにするといったはたらきがあります。


オリーブオイルは加熱すると香りがとんでしまうため、加熱用にはピュアアリーブオイル、生食の場合は香りを楽しめるバージンオリーブオイルが向いています。
1日大さじ1杯~2杯が適量です。

保管する際は、冷蔵庫は避け、温度や湿度の変化が少ない冷暗所で保管するようにしてください。


いかがでしたか?
オリーブオイルは洋食以外にも和食との相性も良い調味料です。
普段使っている食用油をオリーブオイルに置き換えて取り入れてみるのもおすすめです。

なお、健康に良いオリーブオイルでも摂りすぎはカロリーオーバーになりますので、注意してくださいね。