日本では明治時代から栽培が始まったとされるリンゴ。
栄養価が高く、食べやすいところが魅力の果物です。

今回はそんなリンゴについてお話しします。

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世界でも人気のリンゴ
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リンゴはバラ科リンゴ属に属する落葉高木樹で、夏から秋にかけて旬を迎えます。

さまざまな国で親しまれており、世界中に1万以上あるといわれるほど、品種が多い果物です。
日本でも80種類以上が登録されていますが、年々その種類は増えています。

日本の主な生産地は青森県で、次いで長野県、岩手県となります。


また、青森県で誕生した品種である「ふじ」は、日本でも生産数の半数以上を占めているほか、海外にも多く輸出されています。

現在は各国でも栽培されるようになり、世界でもっとも多く生産されている品種ともいわれています。

■リンゴの選び方と保存方法
皮が全体的に色づいていて、ハリとツヤがあるものを選びましょう。軸が太く、重みがあると◎。

保存をする際は、水分の蒸発を防ぐためにビニール袋やラップに包んで冷蔵庫の野菜室に入れてください。

また、リンゴはエチレンガスを発するため、ほかの果物の成熟を促すはたきがあります。

追熟させたい場合は同じビニール袋での保存がおすすめですが、逆の場合は、リンゴはビニール袋にしっかりと密閉保存し、ほかの果物と分けるようにしてください。

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リンゴの栄養素
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こちらではリンゴの栄養素についてご紹介します。

■ペクチン
ペクチンは食物繊維の一種で、リンゴのほかには柑橘類にも含まれています。

コレステロール値を下げ、脂質、糖、塩分の吸収をゆるやかにしてくれるはたらきがあります。

■ポリフェノール
ポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素を取り除くはたらきがあります。

特に皮の部分に多く含まれているため、栄養面を考える場合は皮ごと食べるのが◎。


■カリウム
ミネラルの一種であるカリウムは、過剰な塩分を排出してくれるため、むくみの予防や筋肉の機能を正常に保つはたらきがあります。

■リンゴ酸
リンゴの酸っぱいもとでもあるリンゴ酸。
摂取した食べ物をエネルギーに変えるために必要な成分です。

単体では吸収されにくいミネラル類の吸収を助けるはたらきもあります。


いかがでしたか?
リンゴは果物の中でも栄養価が高い優秀な食材です。一日の目安は半分~1個です。

食べ過ぎは糖分の摂り過ぎやお腹がゆるくなる原因にもなりますので、気をつけてくださいね。