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じゃがいもはこんな野菜
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じゃがいもはナス科の野菜で食用としているのは地中で育った地下茎と呼ばれる部分です。
旬は産地によって異なり、5月~6月頃と9月~12月頃の年2回です。
じゃがいもの中でも2大品種といわれているのが男爵いもとメークインです。
そのほかにもポテトチップスの原料として多く使われているトヨシロや、ほくほくとしたキタアカリ、ピンクや紫色をしたノーザンルビーやキタムラサキなど、さまざまな品種があります。
また、同じ日に収穫した同じ品種のじゃがいもでも、収穫した直後や寝かせたものでは食べたときの味わいが全く変わってきます。
■じゃがいもの芽は取り除いてから
じゃがいもの緑色の芽の部分には、ソラニンという有害物質が含まれています。
多量に摂取した場合、まれにめまいや吐き気などの中毒症状が起きるため、完全に取り除いてから調理をするようにしましょう。
また、栄養は芽のほうへと集まるため、購入する際は芽が出ていないものを選ぶと◎。
日に当たると皮が緑色に変わりやすく、芽が出てきやすくなるため、日陰で保存してください。
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じゃがいもの栄養素
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こちらではじゃがいもの栄養素についてご紹介します。
■ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの生成に必須の栄養素です。
また、血管や骨、皮膚などを正常に保つほか、免疫機能を高めるはたらきがあります。
■ビタミンB2
エネルギー代謝や細胞の新陳代謝を促し、健康な皮膚や髪、爪をつくる成分。
三大栄養素(糖質・たんぱく質・脂質)の代謝を補助するはたらきもあります。
■ビタミンB6
たんぱく質の代謝に欠かせない栄養素。
皮膚や粘膜の健康維持にはたらきかけるほか、神経伝達物質の合成にも関わっているため気持ちを安定させることにも役立ちます。
■食物繊維
食物繊維はコレステロール値を下げ、脂質、糖、塩分の吸収をゆるやかにしてくれるはたらきがあります。
■カリウム
ミネラルの一種であるカリウムは、過剰な塩分を排出してくれるため、むくみの予防や筋肉の機能を正常に保つはたらきがあります。
また、じゃがいもにはでんぷん(=炭水化物)が多く含まれており、エネルギー補給をするための食材としても優秀です。
ただし、食べすぎは糖質過多になりますので気をつけるようにしましょう。