冬は冷えや運動不足によって血行不良になりやすい時期。

血行不良になると身体にさまざまな不調があらわれますが、中でも「痛み」を感じる方が多くなります。

今回はそんな血行不良による痛みについてお話しします。


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血行不良と痛みの関係
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私たちの身体は絶えず血が巡ることで酸素や栄養を全身に届け、老廃物を排出しています。

一方で、血行が滞ってしまうと冷えやむくみ、自律神経の乱れのほか、腰痛や関節痛、神経痛などの「痛み」につながります。


■血行不良になるとなぜ痛みが出てくるの?
血行不良になると、筋肉を動かしたときに発生する疲労物質が停滞していきます。
そうすると、筋肉が炎症を起こしたり、緊張状態になり、痛みを感じるようになります。

また、寒さによって身体が冷えると、筋肉が硬くなって関節に負担がかかり、そこから関節の痛みにつながるほか、硬くなった筋肉に神経が圧迫されて痛みを感じるようになるのです。

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血行不良の改善・予防方法
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こちらでは血行不良の改善・予防方法について簡単にご紹介します。

■こまめな水分補給
冬は汗をかくことが少なくなるため、のどの渇きを感じにくく、水分不足になりやすい傾向にあります。

血液は水分が不足するとドロドロになり、血流が滞ってしまうため、のどが渇いていなくてもこまめに水分を摂るようにしましょう



■適度な運動をする

歩く時間を増やしたり、階段の利用を増やすなど軽く身体を動かすように意識をしましょう。

気温の低い屋外で運動をする場合は、暖かい格好を心がけ、準備運動をしっかりと行い、身体を温めてから行うようにしてください。

また、ストレッチも血行を促す方法としておすすめです。
ストレッチをする際は勢いをつけないようにゆっくりと行ってください。

■締め付けの少ない服装や足に合った靴を選ぶ
身体への締め付けがきついものを身につけると血流が悪くなってしまいます。

服やベルト、下着などはご自身にあったサイズのものを選ぶようにしましょう。

また、足は心臓から遠く、元々血流が滞りやすい部位のため、足にフィットする靴を選ぶのが◎。
場面によって靴を履き替えるのもおすすめです。

■湯船で温まる
湯船にしっかりと浸かると全身の血行を促してくれるほか、自律神経を整える効果も期待できます。

温度は38~40℃のぬるめに設定し、10~15分を目安に入るようにしましょう。
熱いお湯は身体に負担をかけることが多いため、ぬるめのお湯にすることがポイントです。


いかがでしたか?
血行不良は全身に影響が出やすいため、早めに改善と予防をすることが大切です。

今回ご紹介したほかにも、十分な睡眠やバランスの良い食事といった、基本的な生活に気を配ることも忘れないようにしてくださいね。