皆様は、首や肩のコリ、背中の張りを感じることはありませんか?

そのままにしていると頭痛などにもつながるこれらのコリは、「ストレートネック」が原因の一つとなっているかもしれません。

今回はそんなストレートネックについてお話しします。


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ストレートネックとは?
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ストレートネックとはその名のとおり、首の骨がまっすぐになっている状態のこと。

首は頚椎(けいつい)という7つの骨で構成され、正常な状態であればアーチのように湾曲して並んでいます。

このアーチ構造は頭の重さを分散させる役割があるのですが、ストレートネックになるとこの重さをうまく分散できず、通常よりも倍以上の負荷が首にかかることになります。


■原因
首周りの筋肉が硬くなったり緊張することで起こります。
猫背・うつむきがちといった場合や、枕が合っていないことが主な原因です。

また、ストレートネックは近年、スマホ首ともいわれており、姿勢が悪いままパソコンやスマートフォンを長時間操作することが大きな原因となっています。

ストレートネックになると、
・肩や首のコリ
・背中の張り
・頭痛や吐き気
・めまいやイライラ
といった症状が起こるほか、悪化すると筋力の低下やしびれといった神経症状へつながることもあります。

■ストレートネックのチェック方法
壁を背にしてまっすぐ立ちます。
このとき、後頭部・背中・お尻・かかとが自然と壁についていれば問題ありません。

後頭部が壁につかない、または意識をしないとつけられない場合はストレートネックの可能性が高いといえます。


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予防と改善方法
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こちらではストレートネックを予防・改善するストレッチについて簡単にご紹介します。

■首のストレッチ
1.正面を向いてあごを引きます。

2.首をゆっくり右へ倒し、3秒キープします。

3.同様に左へゆっくりと倒し、3秒キープします。


2~3を1セットとして、1日5セットを目安に行いましょう。

■胸と二の腕のストレッチ
1.肩ぐらいの幅に足を広げて立ちます。
手は後ろで軽く組みます。

2.胸を開くようなイメージで、手を組んだまま腕を上げます。
このとき腕は真っすぐ伸ばし、目線は斜め上へ向けます。



3.そのまま15~30秒キープします。
1日に10回程度を目安に行いましょう。

どちらのストレッチも呼吸を止めないように行ってください。


いかがでしたか?
スマートフォンやパソコンの画面は、目線と同じ高さになるよう姿勢や位置を調整するとストレートネックの予防になります。

また、長時間同じ体勢にならないように、適度な休憩をはさむように心がけてみてくださいね♪