頭痛や肩こり、目が疲れやすいという症状に悩んでいませんか?
もしかするとそれは「隠れ斜視」かもしれません。

今回はそんな隠れ斜視についてお話しします。

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隠れ斜視とは?
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隠れ斜視とは、片目でモノを見ようとしたときに、もう一方の目の視線が対象物からずれるという状態です。

通常、モノを見るときは両目を使いますが、片方の目だけが別の方向に向いてしまう状態を斜視(しゃし)といいます。
他人から見ても視線がずれているため比較的発見しやすい目のトラブルです。


一方の隠れ斜視は、両目で見ているときは通常と変わりませんが、片目を覆ったり片目だけを使おうとする場合に、片方の目だけが別方向を向いてしまう状態です。

日常生活では気付きにくいということもあり「隠れ斜視」と呼ばれますが、専門的には「斜位(しゃい)」といいます。

隠れ斜視は、斜視とは違い、両目で見ているときに視線がずれることはありません。

多くは目をつぶっているときや目の力を抜いているときにずれが生じるため、自分でも気が付きにくいトラブルです。

しかし、無意識のうちに筋肉に過剰な負荷をかけながら視線のずれを修正しているため、通常より目に負荷がかかっている状態です。

■隠れ斜視の症状
・モノが二重に見える
・遠近感や距離感が取りにくい
・ひどい目の疲れ
・頭痛
・肩こり
などがあります。
単純に目の疲れだけではなく、ほかの部位にも影響を及ぼします。

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隠れ斜視の対策
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■スマートフォンなどの長時間の連続使用を控える
隠れ斜視の原因は先天的なもののほか、強い遠視や近視によるものがあります。

現代ではスマートフォンを長時間かつ連続で見続けることで隠れ斜視になる方が増えています。

スマートフォンを見るときは顔から30cmほど距離を離し、定期的に画面から離れる時間を設けるようにしましょう。


■メガネを活用する
プリズムレンズを用いたメガネを使用することで改善ができる場合があります。
気になる方は眼科へ相談するようにしてみましょう。


いかがでしたか?
目だけではなく身体の疲労に繋がる場合がありますので、目を酷使しないように心がけて大切な目を守りましょう。
気になる場合は早めに眼科を受診してくださいね。